補正予算と宇宙開発

メールニュースに補正のことを書いたら、地元で宇宙開発を題材に子供たちに夢と希望を与える活動をされている方からお励ましのメールを頂きました。

実は補正予算には宇宙関係も中長期戦略として取り上げられています。

●宇宙開発利用の推進による新市場創造等
・超小型衛星システムの開発と活用による新市場創造〔3 年以内に世界トップレベルの中小企業ベンチャー創出100 社を目指すとともに、大学等における研究開発を推進〕
・準天頂衛星システム等の開発等、地上インフラの整備、観測施設等の更新・整備等

というものです。子供の頃から好奇心だけは旺盛で、例えばお袋が仲間とお茶を楽しむのよと準備しているのをみて、いちいち道具や作法を聞いたりしてましたが、そんな子供の頃の夢は宇宙開発。そのまま子供っぽい夢を追いかけて、就職してからは、宇宙ロボットARHETS-VII・おりひめひこぼし)、地球観測装置GLIADEOS-II・みどりII)、月観測装置SELENE・かぐや)、X線観測装置XRSASTRO-EII・すざく)などに携わりました。

そういえば、知り合いのカナダ人が、こんなことを言ってました。「宇宙開発に携われて本当に幸せだ。子供が私のやっていること喜んで聞いてくれる。そして友達に私のことを誇らしく語っている」と。この話を聞き、私も急に子供が欲しくなったのは言うまでもありません。だから宇宙開発は少子化対策にもなるんです。というのは冗談ですが・・・。

昔は宇宙と言うだけで予算がついた時代がつづきました。国家の威信みたいなものもあったのだと思います。今は関係者のコスト意識も高まりました。反面、つねにCB分析にさらされているため、中長期的にもしかすると必要なことがおカネという切り口だけで廃止になってしまうという問題が多発しています。宇宙で言えばM5というロケット。安全保障上もかなり重要なメッセージ性をもっていたロケットでしたが、廃止されました。

補正の計画にある超小型衛星による新市場創造。香川大学も先に打ち上げましたが、こうした新産業をどんどんと作って、将来的には道州制になったときの産業コアとするような施策が絶対に必要だと考えています。

NASAの研究者が遊びに来たときのワンショット。

カテゴリー: オピニオン, 科学技術・エネルギ タグ: , , この記事のURL