がんばる中小企業小規模事業者商店街フォーラム

今日から掲題のフォーラムが開催されており、私も見に行ってまいりました。全部のブースは回りきれませんでしたが、いろいろなアイディアが満載です。私の視点は、がんばる企業に国が支援をするとして、全体の活力とお金の循環がうまくいっているのかということです。何回も申し上げてまいりましたが、サプライチェーンやバリューチェーンなどの鎖がこの20年で切れまくっているので、そこをつないでいかなければなりません。立ち寄らせていただいたブースの一部雑感です。

ちこり=海外の産物を日本の産物に

もともと海外の銘産品であるヨーロッパ生まれの”ちこり”。芋の一種ですが、岐阜県の民間会社が、休耕地の惨状をみて、何かをしなければと始めたのがちこり。6次産業化・農商工連携にも取り組んでいらっしゃいます。全く新しい農産品を中心にして農商工連携が進めば新しいチェーンの創造にもつながります。

人口乳房=新しいチェーンの創造

切除を余儀なくされた女性に本当にびっくりするほど精巧な人口乳房を製造している名古屋のベンチャー、池山メディカルジャパン。何度も中小企業の賞を取られていますが、技術志向であり、社会的に非常に意味のあるニッチなニーズを的確に掴んでいる会社です。新しい市場が開けると新しいチェーンが創造されます。写真は、同技術で作られた顔。やばいくらい本物感の高いものです。写真で見ると人口実現(AR)みたいに見えると思います。

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三ヶ日みかん=新しい視点のブランド価値創造

いわゆるキズものになったけど、価値としては全然あるみかん。これを皮ごとまるごと液状にして、様々な商品とコラボするもの。6次産業化の流れです。面白いのは、もともと静岡の会社ですが、逆に静岡には加工できる会社がないことを逆手にとって、地域に特化しないコンソーシアムをつくることによって、逆に多様な価値をみかんによって創造し(いろいろな地域の特産品など:醤油とかタレとかスイーツとか)、それを日本のブランドとして世界に売り出そうというもの。視点の広さに感銘を受けました。

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琉神マブヤー(沖縄のローカルヒーロー):全国よりも海外に

沖縄の中小企業が、いわゆる沖縄だけのローカルヒーローものの撮影を始め、今では沖縄の99%の知名度を誇るそうな。その会社が、中小機構の協力を得て、海外に進出。綿密な分析の結果、マレーシア(だったと思う)で放映を始めるとのこと。これが外圧になって日本全体に広がれば、文化の逆輸入です。全国よりも海外に先に広まるという現象は注目に値します。

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深海8000:東京東信金

深海探査は国家プロジェクトで行っていますが、それとは別に、超安上がりな最新技術で深海の映像を撮影しようとしたプロジェクト。一台数百万円だそうです。興味深いのは、東京の信用金庫が声掛け人で、技術と資金とアイディアとマネージメントのネットワークを構築して実現したものとのこと。本来、こうした流れをどんどん作らなければならないと思います。

大川原染物本舗:香川の会社です:伝統力

もともと獅子舞の油単のお店ですが、その伝統工芸を生かして素敵な商品開発に取り組んでいます。伝統技術は、例えば数学の世界では公理みたいなもので、すべての出発点・中心点になれる世界です。大川原さんのように、伝統というポイントから、いろんな商品アイディアで種々のチェーンを創造していくことも、これからの政策として非常に重要なことだと思っています。

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マッスル:介護ロボット

既に何回もテレビ出演している会社ですので敢えて取り上げるまでもないのですが、種々の規制の網の目に挑戦して商品化に成功している会社です。こうした規制改革は断行しなければなりません。

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最後に我が地元、観音寺市の商店街活性化でいつも大変なご尽力をされている皆様のブースにも立ち寄りました。とにかく人をつなげていく作業。大変ですが、これが街の結束につながっていき、それが活性化につながる。熱い人たちです。

 

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