ガザ周辺:レッドアラートに人々は何を思うのか

※先に書いた農業の記事との関連から、ガザ周辺のキブツを訪問した時に投稿したFB記事を一部修正加筆してここに再掲します。

頻繁にロケット弾が飛んでくるガザ周辺のキブツ(自治会以上自治体以下)。「なんで住み続けるかって?いつか境界の向こうの人たちと友達になれるかもしれないという希望をもってるからよ」。40代と思われるキブツの女性が言った言葉が未だに脳裏に焼き付いてます。

「精神的に辛いかって?こっちではPTSDとは言わないのよ。単にトラウマって言うの。PTSDのPは後で悩むってことでしょ。こっちでは現在進行形なの。常に精神的不安を感じてるの。」

ガザはご存知の通りハマスが支配しいてイスラエルは完全撤退した地域。その周辺は未だにロケット弾が飛んでくる。そのキブツ(ガザから2km)では先々週ロケット弾が着弾したとか。

「レッドコードアラート(空襲警報)がなってから10秒でシェルターに逃げろって言われてるのよ。私の子供たち、いつもその辺で遊んでるけど、10秒で逃げれるわけないわよね」。

防弾仕様でやたらドアの重いランドクルーザーで訪問したガザ周辺は、東京よりも治安はいいのではないかとさえ思えるテルアビブやエルサレムに比べて、未だにというか遥かに緊張感が漂っていて、アイアンドームと言われる迎撃ミサイル基地で守られている。そのアイアンドームの施設を訪問したときのこと。

「私、実は2年前まではアメリカのカリフォルニアで高校生だったの。両親がイスラエル人で、だから軍人として国を守るためにここにいるの。」と語るのは、小柄で可愛らしい20歳の若い女性職業軍人。アイアンドームの現場指揮官で、ガザから飛んでくるミサイルを打ち落とすかどうかを判断する仕事とか。

いつも危険にさらされているにもかかわらず明るく振る舞う彼女に夢を聞くと「アメリカに戻って大学に進学すること」と。そう語った目は夢と希望で輝いてました。

一方で陸軍医として働く27歳の男性は「ガザからハマスが掘ったトンネルから向こうの兵士が時々でてくるのに対応するのが私の仕事。」と語る。いつか高学歴従軍者の彼らはいろんな国に派遣されて世の中のために貢献してくれるに違いない。

また、近所の病院を訪問した際、対応してくれたのは若い女性。「私、実は東日本大震災直後に軍の飛行機で日本に行って災害復旧活動に当たったんですよ」と。

ビンビンに心に刺さるものを感じたガザ周辺訪問でした。

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