臨時国会開会と解散

本日、臨時国会が召集され、衆議院が解散されます。政策の議論がまともにできる国会になることを心から望み、選挙に挑みたいと思います。

小池都知事が希望の党を立ち上げました。ロイターによると、”In Japan, new party challenges Abe with populist slogans; but little policy gap”だそうです。つまり、ポピュリスト的スローガンを掲げて新しい党が立ち上り安倍政権に対峙することになったが、それほど政策的な差はなさそうだ、というようなニュアンス。見方はいろいろでしょうが、それほど自民党にとって楽観できるものではなく、大変困難な闘いとなるはずです。しかし、政策的な論議をして決める政治を行うことは絶対に必要です。

先日、国連総会から帰国した直後の安倍総理の会見では、経済的に恵まれない家庭に生まれた子供たちでも大学教育が受けられるような国家にしていく、ということが宣言されました。リカレント教育・給付型奨学金拡充・幼児教育無償化・待機児童解消・介護人材確保などに繋がることになります。その財源を、来年消費税増税分の一部に使わせて欲しいということでの解散だとの趣旨でした。

私自身は、とにかく人口減少対策と地方創生を引き続き訴えていきたいと思います。若者支援、子育て世代の支援は中心的課題になりますが、中小企業を中心としたサプライチェーン再構築や知財・科技イノベーションも地方の活性化にとっては必要な施策です。そのうえで、堅実な外交と安全保障の必要性を訴えてまいります。

いずれにせよ、日本が置かれた状況を考えれば政争ばかりを繰り返していた時代に戻すわけにはいきません。骨のある政治ができる環境を作っていきたいと思います。