小さな政府と財政出動はバランスだ

「もし小泉進次郎がフリードマンの資本主義と自由を読んだら」、というタイトルの本を見かけました。読んではいませんが気になったのでWEBで内容を調べると、小説仕立ての本。近未来。消費税10%を果した政府が、増税による景気悪化によって税収が改善しない状態に直面し、国債発行→国債入札割れと日銀引受、国債暴落と金利上昇→インフレ急加熱→為替急騰とインフレ深刻化、というプロセスを通じて、再度消費税増税が議論→選挙で小泉総理誕生→自由主義政策(種々の補助事業の廃止と給付のカット)を断行し、国家を救う、というストーリ。

無理はありますし納得はできなくても考えさせられる内容です。

フリードマンと言えば、80年代のサッチャーやレーガンなどの新自由主義・新保守主義の経済政策の理論的バックボーンとなった超有名な経済学者です。

私事。30歳前後のとき出張でスタンフォード大学に行った時、大学構内でたまたまフリードマンの講演会をやっていて、入り口の人に「フリードマンってあのフリードマンですか?誰でも入れるんですか?」と突撃聴講したことがあります。ちなみに講演内容はさっぱり覚えていません。入り口の御仁が「フリードマンだから入場はフリーだよ」と冗談を言っていたことしか覚えてません。

しかし、当時からフリードマンやハイエクが唱えていた思想、つまり自由こそが繁栄の礎、というか、小さな政府というか、政府の関与が経済をダメにする、といった問題意識は理解しております。

ただ、私は、不況のときの景気刺激についてはケイジアンです。

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