災害復興について〜やっぱりおかしい

 
Vini, Vidi, Vici(来た、見た、勝った)という言葉が残っています。タバコのフィリップモリスのパッケージをよく見るとその商標にも使われていることが分かります。古代ローマのカエサルがポントス軍相手に戦ったゼラの戦いで、元老院に行った報告の言葉です。俺がやったら簡単じゃないか、という嫌味たっぷりユーモアたっぷりの言葉ですが、今、日本の閣僚について、外国が、「失言、謝罪、辞任」(Gaffe,
Apology, Resignation)と言う言葉で世界に発信してくれています。考えればなんとこれが繰り返されて来たか。ただただ虚しくなるばかりです。

2次補正予算が閣議決定されました。既存政策の見直しで2兆円の財源を確保し、放射線被害の健康調査や被災地の債務者救済などに充当されるとのことで、半分近くは予備費として自由を確保しているとのことです。それはそれとして結構なことですが、1次補正の際に2次は確実に大規模の予算を組んで早急で確実な復興を目指すと明言されていたのに残念です。本来は、震災復旧復興財源は、バラマキ系見直しは当然だとして、他の政策とは完全に切り離して国債を正々堂々と発行し(できれっば無利子無税)、償還は次年度以降に景気と負担を考慮しながら増税で賄うのが筋。でないと、デフレ環境にある中、それこそおカネがますます回らなくなり、日本が溶けてなくなります。

被災地でせっかく仮設住宅を沢山たてたのに入居を拒否する方が大勢いらっしゃるようです。さもありなん、入ったら補償がなくなるとのこと。さらに、義援金給付が滞っているとのこと。住民台帳不備のもと二重払いなどが発生したら不公平だからということなのだと思いますが、これこそ、二重取りしたのが発覚したら後に10倍返してもらうことにして政治が責任を持つからばんと出そうという勢いでなければ話が進まない。そもそも財源を明確にしないから、けちけち路線を歩まなけれならなくなるわけで、だからこそ予算という枠制度を我々は持っているのにと思うとただただ残念です。

早急に大規模な3次補正を組むべきです。

ついでに申し上げれば組織論。本日の予算委員会で石破政調会長もおっしゃられていましたが、そもそも組織とは、リーダーが最終的に責任をとってくれるから組織は動ける。リーダーの役割は極限すれば責任をとるだけでもいい。華は現場にもたせる。例えば尖閣問題しかり浜岡原発しかり諫早湾問題しかり、よかれと思ってやっていらっしゃることだとは思いますが、俺がやったというリーダーシップを意識しすぎて現場や周囲と議論をせず、政治判断の結果が吉とでれば俺がやった、凶とでれば現場がやった、半々だとだんまりを決め込むでは、組織は絶対に動かないと思うのですが、皆様はどうお考えになりますか。

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