普天間の行方

普天間の議論は、2005年合意と続く2006年合意によって、ほぼ地元と米側との刷り合わせができていました。移設先は辺野古沖であり2014年までに移設完了を目指すという内容でした。ところが、皆様ご存知の通り政権交代によって議論が迷走し、紆余曲折の結果、アメリカとは、移設先は元通りの2006年合意と同じ辺野古崎にしましょうという合意が為されました。無駄に地元の期待値だけを上げた結果、地元の合意を得るのはほぼ不可能になっております。

小生は、2005年合意に立ち会っておりますし、実際に沖縄に何度か足を運び問題点を自分の目で見てきた者としては、非常に残念に思いながら、事の進行を見守っています。

そして、議論が暗礁に乗り上げた結果、最近、日米政府間では、普天間で固定化しようとするような流れがでてきています。具体的には、近くに開かれる日米の外務防衛両閣僚による会議(通称2+2)にて、先に申し上げた移設完了予定時期である2014年というのを断念することを正式に発表する段取りになっているとのことです。しかもこれは米側からの提案だそうです(5月7日読売新聞)。

なんという責任感のなさ。そんなことはないだろうと思いながら、本質的な問題を理解していないのではないかと思うと、残念で成りません。あるいは、沖縄問題、普天間問題は、政権にとってどうでもよいことになっているのかもしれません。

災害に全面協力してくれている米側に配慮した内容だということなのかもしれませんが、それはそれでこれはこれだと考えます。(写真は普天間飛行場を上空から視察しているところ)

カテゴリー: オピニオン, 外交安保, 政治姿勢・国家像・憲法 タグ: , , , この記事のURL