舵取り役・・・

 
もうすこしで一国のリーダが決まりそうですが、政策の切り口を重視して各陣営を論じているマスコミは一社もありません。どこの社も、誰が誰にお願いをして・・・。自民党政権時代にも感じましたが、本質があるのに本質じゃないところばかりマスコミが追いかけるので、結局本質なんかないのではないか、と国民が思ってしまう。

これから任期一杯までの役割りとは、円高や電力や税制などを如何に切り盛りして日本の経済を世界から零れ落ちないようにするのか、と同時に、日米関係の修復をしっかりして世界の中の日本を再構築するか、しかないと思っています。そしてマスコミを通じて見る各陣営は、それらの方向性が微妙に違う。ですから、日本の方向性もこれで違うのです。そして今は非常に大切な時期でもあります。

もちろんマスコミさんはボードなどを使って各陣営のコメントを紹介したりしていますが、やるべきは、それぞれのコメントで日本は転がり始める方向性の利点と欠点を分かりやすく国民に示すことではないでしょうか。「こうしたら、これがこう良くなります」とは各陣営は言いますが、「でも、こっちがこう悪くなります」とは言うはずがありません。まとめ役を是非マスコミに担っていただきたいものだと思います。自民党政権時代にマスコミさんが行った誘導ではなく、本当の日本のための政策論議番組を作って欲しいと切に願うものです。