TPPもあるけどITAもありますよ

TPPについて国会で議論される前に(党内では議論してますが)いろいろな話題が上がっています。それはそれとしても、TPPはあくまで環太平洋であってしかも中国韓国と大半のASEAN諸国も入っていない。品目ごとに言えばほとんど関係ないものもあるわけで、逆に言えばチャンスの範囲もそれだけ狭い。そう考えれば、TPPと同じくらい話題に上ってもいいのが、ITAです。

って言われてもITAってなんやねん、と思われるくらい知名度が低いわけですが、国益の観点からすると驚くべき交渉を経産省・外務省はやってのけています。ITA。Information Technology Agreement。情報技術協定です。私も外務委員会の質問でとりあげてますが、中国・韓国・EUも含めて、そうした産業製品やサービスが関税無で供給できるというWTOの交渉です。

対象品目は全世界で1.3兆ドル。世界の全貿易額の10%を占める。日本からの輸出額は9兆円。日本の総輸出額73兆円の約12%に相当します。日本としての関税削減額は1700億円にも上るという試算もあります。しかもTPPと比べると即効性があり、今年7月から経済効果を発揮します。

参加国は、日本・米国・EU(28か国)・台湾・韓国・中国・香港・シンガポール・フィリピン・タイ・オーストラリア・香港・スイス・イスラエルなどです。

問題はたった2つ、1つは是非今国会中に上げなければならないことです。もう1つは、インダストリー4.0やIoTなどでゲームチェンジャーが出没するまえにゲームチェンジャーにならないといけないような時代にあって、相変わらず垂直統合型イノベーションを追いかけるのはナンセンスです。知財戦略や科学技術政策も変わらざるをえない。

兎に角第一歩目は通すことです。光り輝く日本にするために!

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