義援金の行方

 
いろいろな団体が義援金募集活動を行っていますが、殆どは日本赤十字社に集まります。では、日本赤十字社はその集まったおカネを何に使うのでしょうか。

昨日、とある淑女から、「大体何に使われるか分からないじゃないの。誰かにくすねられても分からないわ。政府が上手くくすねているんじゃないの?」という質問を受けました。

斯くも疑いの目で見ると限がないのですが、政府は直接的には関与していません。日本赤十字社が怪しいかというと、それはない、と、断言したいところですが、いつか調べてみようと思っています。

日赤で集まった義援金は、結局はその殆どが地方自治体を経由して被災者に直接お見舞金として渡されます。プロセスや金額、条件などの詳細は、関連する県に義援金の配分を決める委員会が立ち上がって、そこで決定されます。

例えば、自宅が倒壊した場合や、親を亡くした子供や、重症を負った場合など、それぞれに金額が決定されるはずです。

どのくらい最終的に集まるのか分かりませんが、仮に2000億円くらい集まったとして、10万世帯に配分したとして、単純計算で、1世帯200万円くらいになるでしょうか。これでも家を建てるのは非常に困難です。しかし、これ以上に美しいおカネはないと思っています。