谷垣総裁は入閣打診を受け入れるべきだったか

 

震災発生後約二週間が経過しようとしております。懸命な復興活動をおこなっている皆様には頭が上がりません。

ところで先日、菅総理が自民党の谷垣総裁に災害担当大臣としての入閣の打診をし、谷垣総裁が直ちに拒否をしたという報道がありました。

どうやら総理は民主党内での議論もなく誰にも相談なく直接谷垣総裁に入閣の打診をしたようで、確かに少し乱暴うな気がします。しかし、責任逃れと国民の皆様から受け取られることは必至であろうかと思います。

どうすべきであったのか。

小生は今の二大政党制は全く成熟しておらず、単なる子供の喧嘩になりがちなシステムであるという認識のもと、大連立は政治の安定のため、必要ではないかと思っています。

この考えに基づけば、谷垣総裁は、入閣の打診を受けた時点で、以下の方針を打ち出すべきであったと考えます。

1、政党間の協議の場を設け、直ちに災害復興のため協力くする旨の政策協定を結ぶ。

2、災害担当大臣1人の入閣では、責任と権限のバランスが悪いいので、防衛大臣、総務大臣、国家公安委員会委員長、の3ポストを同時に自民党に渡してもらうか、災害関連について同3閣僚に災害担当大臣の隷下に入っていただく(防衛大臣は自衛隊、総務大臣は消防、国家公安委員長は警察)。

3、災害担当大臣には、谷垣総裁以外のどなたかをアサインする。

以上で、権限のともなった責任ある仕事ができるというものです。(そもそも災害担当大臣っていったって、それだけでは裸の王様で何もできっこありません)。