ご報告が遅れましたが、10月4日に総裁選投票が行われました。私は小林鷹之候補を昨年に引き続き支援し投票しましたが、残念ながら決戦に残れませんでした。ご支援頂いた皆様には心から感謝申し上げます。
決選投票では、党員投票の傾向と共に現下の厳しい国内外の政治経済情勢に鑑みて、高市早苗候補に投票し、新総裁となられました。これから党内一丸となって全力で新総裁を支えて参りたいと思います。これまで政権運営に当たられた執行部の皆様方にはご慰労を申し上げます。
一方で、少数与党としての困難もあります。第一に、早々に公明党が連立離脱の判断をしたことです。ずいぶん前から連立の歪が指摘されておりました。最大のものは、選挙に際しての自公それぞれの支援者からの選挙協力に関する悲鳴でした。特に政治資金不記載問題が顕在化してから、自民党支援者でさえ悲鳴が上がっていたので、公明党支援者の声は容易に想像できます。
思えば公明党は特に安全保障政策に関して総じて自民党とは決定的に立ち位置が異なっていましたが、安倍政権時代には平和安全法制を共に成立させるなど、随分と無理なお願いにお付き合い頂いてきました。逆に言えば自民党としても、安保政策に関しては、進めたい政策が遅々として進まない状況でもありました。それでも党派を超えて政治の知恵として協力してきた苦難の歴史を振り返れば、これまでの関係に心からの感謝を申し上げるほかはありません。
これから数日で、今後の新たな連立の枠組みか協力の枠組みが決まり、あるいは決まらずに来週には首班指名で新たな日本の総理大臣が決まる見込みです。重要なことは、数合わせで決めるのではなく、政策本位で何を成し遂げるのかです。