明日で国会生活1年の三分の一が終わります。そこでこの三分の一を振り返っておきたいと思います。
まず第一に、絶対に忘れてはならないのは、謙虚さ。有権者や地元の皆様に対する謙虚さとともに、権力に対する謙虚さです。
その上で、全ての活動が国益に資するものであるべきだという背骨、骨格を活動の中心に据えることを絶対に忘れないことを改めて肝に銘じています。
この三分の一を振り返ると、第一に、新人としてまずは地元のためがんばろうという気持ちがあります。例えば、ため池整備事業を地元負担のないように農林水産省に働きかけ、なんとか実現できたことが私の第一の仕事になりました。地元にとってみればTPPよりも喫緊の課題でした。
第二に、現状の国会の動静を、地元の小さい会合で地道にお訴えができたことです。政治の原点は地元の方々との直接対話です。酷い非難を受けたり、理不尽な対応をされたり、いろいろですが、そんな中でもまれていろいろなことを感じています。
第三に、私のライフワークにしようと思っている外交安保の課題について、国会で初質問に立たせていただく機会を得たことです。自民党内の議論では、地元の発展のための質問や意見提言を2〜30回させていただきましたが、本格的な大臣相手の国会論戦では、外交安保を議論させていただきたかった、という一つの小さい夢がかないました。戦略なき外交と言われますが、現時点の日本を取り巻く国際政治環境は非常に厳しい。だからこそ、想像力を豊かにして、次の一手、その次の一手をしっかりと対策を考えておかなければならないと考えています。国会予算委員会分科会での初国会デビューは、別途報告させていただきます。
第四に、日本の成長戦略。明日の日本が何でメシを食っていけるのか、を党内で活発に議論させていただきました。これも別途報告させていただきますが、科学技術やイノベーション戦略として、安倍総理に提言する会議で、私の日本版DARPAを創設しようとの意見を取り上げていただきました。総理には是非採用していただきたいなと期待しているところです。
あっという間の国会三分の一でした。明日、25年度の予算が衆議院で通過する予定です。あくまで謙虚に、そして常に国益を考えた活動を、これからも継続していきたいと思っています。今後ともご指導ご鞭撻を賜ればと思います。