領土に関する特命委員会とロシアの戦略

北方領土や竹島、尖閣諸島についての掲題の会議に参加してまいりました。

連日のように中国海軍が尖閣諸島近海、接続水域を航行しています。先日の予算委員
会分科会でも岸田大臣に、日中衝突防止のためにEEZの中国海軍の動きについてルー
ルを定めておくべきではないかと提案させていただきましたが、あまりにも中国は挑
発的です。

竹島は少し法的立場が異なりますし、北方領土もまた別の問題を抱えます。今日は北
方領土に関する勉強会でしたが、私は一貫して同じことを主張しています。それは、
自民党ニュースでも私の発言を記事にしていただいておりますが、国際社会に問題の
存在を知らしめること、日本寄りの国際世論を早急に形成することです。

http://www.jimin.jp/activity/news/120696.html

ロシアは最近、経済の首都はウラジオストックに移すべし、などの動きがあります。
つまり東に重点をシフトしようとの動きです。ロシアはご存じのとおり、資源を売っ
てメシを食っていますが、ヨーロッパ向けの売り上げが相当落ちています。そして、
中国の台頭が激しい。西に売っても売れないなら、東に売れとばかりに、東の資源イ
ンフラ(パイプラインなど)の整備に躍起です。日本への期待もあるはずです。

ですから、昔とは全く違った戦略を日本は取りうるということです。そのうえで、北
方領土もかなり違った見方をしなければならない。決して貧しい何もない島ではな
く、北極海航路などを考えれば戦略的に重要な島になりつつあります。

北方領土は、プーチンが大統領である間に、交渉をまとめておかないと、その後は絶
対に交渉できなくなると私は確信しています。党内でしか叫ぶことはできませんが、
しっかりとがんばっていきたいと思っています。

参考: https://keitaro-ohno.com/?p=1166