日米韓国会議員会議

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日米韓国会議員会議が2日間にわたって開催され、昨年に引き続き参加いたしました。1日目は日米のバイラテラル。2日目は日米韓です。この会議は、我が親父も創設に関わったとのことで、26年目にもなります。年に2回の開催。1回はアメリカで、1回は東京かソウルで交互に行われるのですが、今回はソウルでした。私は議員としては2回目の参加です(秘書として過去に何度か参加したことはありますが、それを合わせれば5〜6回目かもしれません)。

議論の内容は詳述公開できませんが(チャタムハウスルール)、非常に多岐にわたる議論を行いました。1、米国も日本も選挙がありましたので、国内の政治情勢と国民の意識の変化について。2、それぞれの国と世界の経済情勢、そしてそれぞれの国にできることと協力できることについて。3、TPPやRCEPなどの経済連携と貿易について、4、安全保障と外交についてです。

冒頭、米韓両国から後藤健二さんがISILの非道な犠牲になったことについて深い悲しみとお悔やみが伝えられました。こんな時期にこの会議になったことをお詫びするという言葉も頂きました。世界で協力していかなければならない課題です。経済問題については、日本のアベノミクスの議論が中心で、他にアメリカのテーパリング、韓国の経済政策などが論じられました。安保問題では、主に普天間問題。貿易関係ではTPPやRCEP。外交問題については幅広い議論がありましたが、韓国側から歴史問題が取り上げられ、日韓間でかなり激しいやり取りともなりました。

通訳を介さない英語での会議ですので、当方も奥歯に物が挟まった表現もできるわけがなく、だからエキサイトするのかもしれませんが、改めて日韓関係の外交上の困難さを浮き彫りにした形となりました。

TPPとRCEPや東アジアの安保環境、世界経済情勢と原油価格動向、そして中東情勢や北朝鮮情勢を考えれば、この日米韓の関係は非常に重要にもかかわらず、いまいち日韓がギスギスしているのは大きな問題。困難でも粛々と根気よく努力し続けるしかありません

ただ、こうした議員外交の利点は、会議では言いたいことを言い合って、飯を食う時は冗談話で仲良くなる。こうしたことが、本当に大切だと思います(ちなみに、昨年末に参加した日中韓次世代フォーラムで出会った韓国の友人も駆けつけてくれました)。