政治とカネの問題が大きく取りざたされており、特に派閥パーティを巡り、自民党全体に厳しい目が向けられています。私自身は無派閥であり、派閥との資金の収支関係はありませんが、改めて自らの収支総点検を例年以上に徹底致しましたところ、誠に残念ながら、記載漏れにより過去の収支報告書に誤りがあることが判明致しました。裏金やキックバックなど、総収入が実際と異なる未記載とは全く違う内容ですが、訂正申告することとなりましたので、ご報告申し上げます。
まず初めに、これまでも催し物の会費収入は当然全額記載しておりますので、全体の収支に変更は一切ございません。一方で、その収入申告とは別途、納付額が20万円を超える団体があれば申告しなければならないところ、ご参加頂いた方のうち20名様が、それぞれご自身の負担ではなく、同一の団体の負担でお越し頂いていること(令和3年の40万円)、更に欠席された方の分は寄付としていること(令和4年の20万円)が分かり、結果的に記載漏れとなっておりました。原因は弊所と当該団体の会費負担についての認識共有不足による弊所の誤認でした。今回初めて実施した他団体の公表資料の調査や聞き取りの結果、判明致しました。
初当選から11年、2度目の収支報告書の修正となってしまいました。私共にとりましては痛恨の極みであり、透明性の重要性に鑑みますと、極めて重大な事案と認識致しております。現在、透明性を担保すべく、法定監査人(第三者)に最終確認をして頂いているところです。なお、繰り返しになりますが、受領した金額は全額、収支報告に計上されておりますので、全体の収支に変更は一円たりともございません。また、20万円を超える納付がある団体は他になく、この1件の他に同様のミスはありませんでした。事務的な準備が整い次第、直ちに修正申告の手続きを行い、後日この場でその結果を改めてご報告申し上げます。(25日に申告致しました。)
政治の拠り所は国民の信頼であって、政治資金を含めた透明性は最も重要な要素ですので、毎年収支報告の作成には細心の注意を払って参りましたし、また毎年一回は過去の収支報告の総点検を行っておりますが、改めて、今後、二度とこのような事態が生じぬよう、催し物にご賛同賜った方への確認を徹底するのは当然として、公開情報を含めて仔細に確認することとし、更には弊所内で必ずダブルチェックをするなど、万全の再発防止策を講じて参ります。皆様方には心からお詫び申し上げる次第です。
大野敬太郎