臨時国会と政治不信

本日、55日間の臨時国会が閉会しましたが、会期末は派閥のパーティを巡る政治とカネの問題が大きくクローズアップされ、派閥パーティの売り上げの一部について意図的に記載隠しが行われていたのではないかとの報道があり、大勢の閣僚や党幹部が任期途中に交代せざるを得ない事態となりました。政治の信頼を根底から覆すことになったのは誠に残念かつ遺憾でなりません。同時に、私自身は派閥には属していないため、情報が乏しく全貌が把握しにくいのは事実ですが、与党の一端を担う者として、また取り沙汰された議員全員を知っている者として、正直、大変なショックであるとともに、国民の皆様にお詫びする以外に言葉が見つかりません。

ただ、謝って済むわけではないのは当然です。私自身、政治資金は全て収支報告書に記載しておりますし、収支報告の誤りは常に注意し、見つければ自ら修正を行うことを旨としておりますが(過去に1度、外部からの指摘で修正を余儀なくされました)、もはや襟を正すという精神論では、政治の信頼回復など到底できるわけありません。信頼される仕組みを作らなければならないのだと思います。今般の事案で岸田総理は政治資金規正法改正について記者から問われ、改正の議論はありうると答えています。仕組みの一つであろうと思いますし、私も同感です。