今年のゴールデンウィークの頃、ミャンマーでアウン・サン・スー・チーさんが、連邦議会の補選で初当選し、その後、初登院を前に一悶着あったのを思い出しました。
ミャンマーの連邦議会では初登院する際に、憲法を遵守することを宣言しなければならないとのことでしたが、軍事政権化で制定された憲法を軽々に遵守するとは宣言できないので、「尊重する」に文言を修正しなければ登院できないとアウン・サン・スー・チーさん側が拒否。与党側も、修正には応じませんでした。
結局は、「暴力なしに目的を達成するためには柔軟な対応が必要」として、宣言して初登院したのが記憶に鮮明に残っています。
日本の議会は宣言することはありませんが、何かを拒否しなければならないような憲法でないことは幸いだと感じています。しかし、時代は変わりました。新しい時代の新しい制度に変えていかなければなりません。その変える過程で絶対に必要なのが、謙虚さです。
謙虚さは有権者に対してだけではなく権力に対して謙虚でなければなりません。何でも変化・変化・チェンジ・チェンジと叫んで好き放題変えまくるような権力は歴史が許さないでしょう。
常に謙虚に明日の初登院に挑みます。