先日の2月8日のこと、群馬4区の福田達夫先生のお手引きで、中川俊直先生とともにグレン・フクシマさんと意見交換をさせていただく機会を得ました。フクシマさんは日系3世の元政府高官で、特に80年代の日米貿易摩擦時代のUSTR在職中に名を馳せた方。エアバスの社長などを歴任した実業家でもあり、夫婦そろって偉大なる経営者でもあります。
曰く、若い政治家の外交感を聞きたいとのこと。日本の右傾化、TPP、対中感情などの議論をしました。お伝えしたことは、中国に関して、感情論は別として、日本は決して一戦を構えようとしているわけではないこと、そんなことをしても誰も得しないと大多数の日本の政治家は考えていること、ただ、真っ当な対処能力を備えようとしているに過ぎないこと、そして話し合いの場を持ちたいと考えていることを申し上げました。
話は議員外交の必要性に及びました。議員外交は、正式な外交ルートでもなく、かといって民間ほど責任がないわけではない、謂わば言いたいことを適度な責任と緊張をもって言い合える、そんな外交トラックであって、私が最も日本に必要かつ欠落している部分だと思っています。積極的に展開して行きたいと考えています。写真は、3ショットが左から福田達夫先生・グレン・フクシマさん・私。