石破総理の辞任を受けて

石破総理が辞任を表明しました。約1年弱に亘って困難な政権運営・党運営を担われ、特に参院選後は過大なプレッシャーがあったものと思いますが、分断を回避し政治を前進させるとの思いからだったのだと思います。真意は分かりませんが、まずは心から、ご英断に敬意とご慰労申し上げます。

昨年から、地域地域でお支え頂き活動頂いております支援者の皆様から、「党の考えが全く見えない」「何をしたいのかわからない」「本当に国民に向き合ってるのか」「生活が苦しいのに何もしてくれない」という厳しいお言葉を頂戴しておりましたが、これは決して総裁のみに責任があるわけではありません。

ただ組織の長は組織に対して絶大な権限があるからこそ、大きな責任があるという構造にあります。例えば社会的責任が重い会社において社会的信頼を大きく失墜させるようなことがあり、仮にそのことを会社の社長が何も知らなかったとしても、組織全体に対する責任というものが発生します。他のどのような措置を打っても責任を示せないとすれば、自ら身を処す以外に選択肢はなくなります。石破総理はまさに示されたということなのだと思います。

しかし、リーダーが変わっただけでは本質的に何も変わりません。これから総裁選に入りますが、どなたが新しいリーダーになるにせよ、国民の問いかけに答えを出せなければ意味がありません。築城3年、落城1日と言いますが、努力を積み重ねて参りたいと思います。