敬老

 
敬老の日が近づいております。子どものころから敬老の日には語感的に親近感が沸きます。敬太郎v.s.敬老。単純な話ですが、こうしたことでも人間嬉しいものです。今日も、前倒し実施されたとある団体の敬老会にお邪魔してまいりました。

私が生まれたときは、75歳以上のお年寄りは200万人程度。それが高々40年程度で、1200万人。驚くべき変化です。これは年金や介護、医療などの制度設計上の構造的問題であり、また就労人口の減少を通じた産業等活力の衰退もあります。そうした考え方に立てば、少子高齢化は明らかにネガティブなイメージです。

しかし、逆に考えれば、私が生まれたときには200万人しかいなかった経験豊かな方、知恵のある方が、1200万人に増えているということになり、それは大変喜ばしいことであると思っています。私の母が祖母に、種々の慣わしや決まり事について、こまごまとえんえんと、聞いていたのを子どもながらに良く覚えていますが、そうした知恵は年の功です。

ただ、政治として、こうした賢者を温かい環境の下、安心して暮らしていただけるように制度を抜本的に変えていかねばなりません。

社会保障については、大きな課題ですので、近日中に詳細について触れて見たいと思っています。