政治とカネと予算委員会

 小沢さんの問題で連日マスコミが大騒ぎしております。国会でも大騒ぎです。しかし、こういう政治とカネの問題に、予算委員会の審議時間が費やされるのは、私は是としません。確かに不正やその疑惑は、大問題ですし、政治の運営にも関わってくる問題です。疑念が出てくれば当の本人と所属団体は説明責任を果たさなければなりません。当然所属政党内で議論して結論を出すべきですし、他党はそう促すべきです。

 しかし予算をあつかう予算委員会でオラオラと鬼の首を取ったように責め立ててもしょうがないのではないかと思っています。政治は携わるもの全員が自らの襟を正さなければなりません。権力を握るとルールを自ら作れるようになります。ルールを自在にできれば理屈があっても適いません。非理法権天という言葉が示すように、それがリアリズムです。従って、権力者は常に自らの襟を正さなければなりません。ノーブレスオブリージュの精神が必要です。