参議院選挙が終わりました。いろいろな方にご厚情を賜りました。心から厚く御礼申し上げます。
これからの国会。一番大切なのはどの政策でしょうか。経済。財政。原発。TPP。農業。漁業。挙げればきりのないほどの喫緊の課題が山積しています。しかし、私は一番大切なのは、謙虚さを保つことであると確信しています。ばかばかしいと思われるかもしれませんが、真剣に謙虚さがなければ日本は終わると思っています。
なぜか。理由は簡単です。
「何をやるか」という目的を語ることは非常に大切ですが、それ以上に大切なのが、「何をどうやるのか」という手段を国民の皆様に明示することです。手段を示さなければ信用されない時代になりました。石破幹事長のよくおっしゃる勇気と真心を持って真実を語ることが必要です。しかし、実はもっともっと大切なことが、この危機の時代にはあると思っています。それは、「何をどうやり続けるのか」という継続の問題です。
いくら目的や手段という煌びやかな言葉を並べてみても、やり続けることができなければ意味はありません。目的や手段を語って信用されても、政治の運営で信頼されなければ継続はできないのです。今の政治、結果を生む前に変更を余儀なくされることはよくあります。危機の時代、結果をのんびり待つだけの耐性がないからです。であれば、結論としては謙虚であることが必須なのです。
肝に銘じてこれからの難局を皆さんと共に乗り切って参りたいと思っています。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いします。