TPPについて

外交・経済連携本部とTPP対策委員会並びにTPP交渉における国益を守り抜く会の合同会議が先日自民党本部で行われ、先週末行われた閣僚会議についての説明がありました。

ご存じの通り先週末に大筋合意が見込まれましたが最終的な妥結には至りませんでした。TPP交渉の分野は21に亘るのですが、ほとんどの分野で合意に至っています。例えば物品市場アクセスや法的制度の未解決部分の大多数は合意に至り、また知的財産についても課題であった地理的表示などを含む未解決部分は合意に至っています。

ただ、知的財産の特に新薬に関するものなどと、物品市場アクセスの乳製品などに関するもの、の2つについては、決定的な開きが残っているとのこと。また、法的制度的事項については、もちろん前文と最終規定は未だですが、現時点で残っている課題は4つ、そのうち3つはほぼ決着しているとのことでした。

準備を整えたうえで今月中には再度会議を開催したいというのが各国共通の認識だとのことです。交渉担当者にとっては大変骨の折れる作業だと思いますが、国益を守る交渉結果となるよう引き続き頑張っていただければと思っています。