世界の眼

およそ10年前に小生が衝撃というか悔しさというか、そうした感情をもって一文字一文字読んだ海外雑誌がある。英国のThe Economist誌です。

(The drift in Japan)

滝に飲み込まれようとしている危機的状況にある屋形船(日本)の上で、のんびりと釣り糸を垂れている船頭さん(政治)。沈むなら世界に迷惑を掛けずに静かに沈みたまえ、という内容でした。

それから10年。

日本は少子高齢化とデフレに喘ぎ、痛んでいます(JAPAiN)。

そして、けな気に負担に耐えています(Japan’s Burden)。

そして、日本を変えた政権交代があり(The vote that changed Japan)。

そして、リーダ不在と言われ(Leaderless Japan)。

そして、今、災害のあと、落ちようとしている日の丸を必至で支える現場従事者が画かれています(The fallout)。

なにか侘しさを禁じえません。